「人狼ゲーム」というテーブルゲームをご存知でしょうか?
1930年台に欧米で発祥した伝統的なゲームが改変を経ながら現在も愛されているテーブルゲームだそうで、日本国内でも数年前から盛り上がりを見せている様です。
…しかしながら私も、最近2ゲームほどプレイしたばかりなので、ゲーム内容の説明はWIKI等を見ながらなりますが、ざっくり書くと下記のような感じ。
※下記、個人的な認識を含みます。誤りやより良い説明があればご指摘下さい。
- "村"というグループで「市民チーム」、「狼チーム」に分かれて競う。
- 大半を閉める市民チームは、"村" から "狼" を追い出すべく、話し合いで "狼" が誰であるか「推理」し、ターン毎に多数決で追放者を決める。
- "狼" はターンの合間に "市民" を襲いゲームから脱落させる。
- "市民" は "狼" を全て脱落させれば勝利、"狼" は、"市民" の数を "狼" の人口未満まで脱落させれば勝利。
※占い師、狩人、狂人等のゲーム内で情報を得ることが出来たり、相手チームを妨害する「役割」もありますがここでは割愛。詳しいルールは、WIKI等をご参照下さい。
私自身もわずか数十分のゲーム体験で、「推理」、「ディスカッション」、そして「身一つ」でゲームに参加出来るというシンプルなゲーム性に惹かれました。
そして初めてプレイをした3日後、沖縄で大々的に開催されるティーダ村"という「人狼ゲームイベント」があると聞き、観覧して参りましたのでレポートを書いてみました。
会場は、北谷町美浜のライブハウスMODS。
友人と待ち合わせての入場でしたが、遅刻してしまいこの日も開演前ギリギリに入場。
座席は大方埋まっているようで、私が手にした入場券の「No91」を見る感じでは、100人程入っていると推測。
開演後の反応を見ると、プレイ経験の有る人が多い様な印象。人狼の人気を感じました。
会場をうろうろしていると沖縄で活躍するモデルの安里ミムさんを発見!あら来てたの?って話たら司会を務めるそう。
舞台に目を向けると、ミムさんの前説が始まりました。その後ティーダ村代表のSORAさんから来場者へのご挨拶。
続いてプロジェクターに人狼ゲームのルール説明と舞台内容を説明が映し出されました。
開催側の人にマイクが渡り、丁寧に説明をされていました。
絵入りで分かりやすそうなガイドでしたが、おっさんなので暗目が効かずあんまり見れなかった…( TДT)
そしていよいよ演者さんの入場。
舞台出演者が次々に登壇。
ユニークだったのが、人物設定。
単純にステージで人狼ゲームを演じるのではなく、演者それぞれが「ティーダ村」という村で、職業を持ったキャラクラーとして舞台を魅せるというもの。
板前さんだったり、プログラマー、探偵、アイドル等様々。期待が高まります。
そして、このステージでは、イベントゲストとして著名な人狼プレーヤーが参加されていました。
プロ雀士の大浜岳氏、樋口清香氏。
不勉強で何も知らなかったのですが、麻雀プロを努めながらも、人狼プレーヤーとしてもとても著名な方々だそう。
大浜さんは、及川ミッチー的なハンサムガイ、樋口さんは、アイドル的なルックスで華やかな印象。
挨拶の際には舞台が湧いておりました。
ゲームを数日前に知った私にも、スタープレーヤーのオーラが感じられました。
ステージが幕を開けました。
最初に役職が決まります。当然、ここでは誰が「狼」なのか分かりません。
だれが「狼」なのか…?探り当てる為に「市民」プレーヤー達は、話し合いを行い、発言内容から「狼」を割り出そうとします。
一方で「狼」は人知れず「市民」たちの"ミスリード"を誘っている…はず!
緊張感漂うステージ。私も観覧しながら、憶測を巡らせるのが楽しかったです。
マジで、誰が人狼なんだろう…。うーん、この人はなんか怪しい…。でも反論聞いたらそうでもなさそうだ。
あっ、あの挙動は怪しい。あそこを擁護するって事は…等と色々考えながら観覧。
舞台では色んな発言や会話が飛び交い、ここでトーク時間が終了。
ここで、誰が"人狼"だと思うか…の投票が始まりました。
人狼の疑いを掛けられた人は、"花"を受け取ります。”花”を一番多く集めた人が「脱落」。
"夜"のターンでは、人狼が一人市民を襲い脱落させます。
ターンが続くに連れ、徐々に壇上に残るプレーヤーが減っていきます。
ええ!この人脱落なワケ?いや、あの人こそ怪しいっしょ!
…等と、私も後にことごとく外れる事となる憶測をしながら見ていましたが、幾度のターンを経て、脱落を免れ生き残った人はわずかに…。
そして、決着!
プレイ後には、出演者がどの役職だったのかの、回答編も行われておりました。
このイベントでは人狼ゲームマッチを2戦見ることが出来ましたが、どちらもシロウトながらも見ていて白熱したゲームでした。
個人的に印象に残ったシーンは、2戦目の兄貴設定のヒゲちゃびんさんが、妹キャラ設定のえるさんを擁護することで、疑念を抱かれるシーン。
後々までゲームに影響しながら最後は試合がひっくり返ります。(※個人的な感想です。)
全く先が読めない、まさに筋書きのない展開が、人狼ゲームイベントの魅力なのかも。
演者さんたちの「推理」もそうですが、キャラクターに魅入ってしまいました。
それぞれがキャラクターを持っていて、その立ち振舞いが本当に素敵でした。
特に印象に残ったのは、kenkenさんの飄々としたキャラクター、じゅりさんの動きは花を渡すときの動きがアイドル然としていて素敵!
パイセンさんは常に腹に一物抱える感じがしていて注目してしまいました。
こうきち、かぐら夫妻は本当に謎でした。(舞台の最後に驚かされました!)
そしてゲストプレーヤーのお二人。存在感がすごかった。退席時には惜しい気持ちになりました。
始めて人狼ゲームイベントを観覧して、舞台要素を強く感じました。
演者さんの様々なキャラクターも楽しめるのが人狼ゲームイベントの面白さなのかも。
終演後の役当てクイズ。惜しくも一人外しましたが、2人当てた事で景品をゲット!
その景品がこちら!
この日のゲスト、大浜さんの缶バッジでした!
(…樋口さんの缶バッチの方がいいなーと想ったのは秘密)
その後、帰路に就こうとしていると、50分後に観覧者も参加可能な「人狼ゲーム」が開催されるとのアナウンス。
同行した友人と相談したところ参加してみよう!…ということで遅めの昼食を取り再び、会場のMODSへ。
そして私が参加したグループに、この日のゲストの大浜さんも参加されるとのことで、これはまたと無い機会!
ゲームは、最後は3人まで残る波乱のゲームで人狼側の勝利に(私は市民でした)…。
再び人狼ゲームをプレイできて良かった!
そしてもう一つ。このゲームでとても印象に残ったことがありました。
ゲーム後、大浜さんが参加者へ向けて少しだけ「(皆さんの)今後の人狼ゲーム人生の為にも、ここを大切にして欲しい」というお話をして下さいました。
結果もだけど「過程」を大切にして欲しいというお話、ゲームを進める上での助言等のお話を聞くことが出来ました。
私は初心者ながらもこのお話がとても印象に残っていて、再び人狼ゲームをやるときにはこのときの言葉を思い出してプレイしたいと思います。
そして、もう一つ感じたこと…。
大浜さんの缶バッジ、大切にしよう(笑)
認識と私自身の理解力が足りず、正直言うと良くわからない部分、把握出来ない箇所もありました。
だけどこの日イベントを見て、人狼をプレーする人達の動きや発言を、目で追って、耳をすませて聞いて、感じた "面白さ" と ”驚き" は、私にとって大きなものがありました。
「嘘をつく、そして、その嘘を見破る」。
「言葉」が武器のシンプルなゲームですが、スリリングで、全く先が読めない…そんな人狼ゲームに強く魅力を感じました。
その週の水曜日に「人狼ゲーム」の存在を知り、強く興味を持ち、その4日後の日曜日に人狼ゲームの「イベント」を見に行ってのレポートとなったため認識が浅く、記載内容には "誤解"、"まったくの勘違い"も含まれているかと思いますがご容赦下さいませ。
このような素人の手で書かれた、レポートブログではありますが、微塵でも「人狼ゲーム」に興味を持ってもらえたら…。
そして…人狼強くなりたい!!